2020年11月6日金曜日

カラオケ行き(4ヶ月ぶり、今年3度目)

 カラオケに行く。また久しぶりだ。前回が7月8日だったので、4ヶ月ぶりということになる。ちなみに7月のときは、2月以来の5ヶ月ぶりだったのだ。今年はなんだかすごいな。今年という年は、本当にいったいなんなんだろうな。
 唄ったのは以下の通り。
 1曲目、久保田早紀「異邦人」。オープニングにふさわしい華やかな出だし。喉の助走にちょうどよかった。
 2曲目、水木一郎「鋼鉄ジーグのうた」。車でたまに掛かって、阿呆な歌だなー、といつも思うのだけど、いざ自分で唄ってみて、あまりに阿呆すぎて爽快感があると思った。バンババババンババンバン。
 3曲目、アリス「チャンピオン」。4曲目、清水健太郎「失恋レストラン」。5曲目、松山千春「恋」。6曲目、堺正章「さらば恋人」。珍しく男性歌手の歌を立て続けに唄ってみた。もはや場末のスナックのようなセレクト。どれもよかった。昔の歌はいいなあ。
 7曲目、森七菜「スマイル」。真心ブラザーズではなく、森七菜として唄う。オロナミンCのCM、いいよね。いい!と思うと同時に、どうしようもなくやるせない気持ちにもなるけど。
 8曲目、石井一孝&麻生かほ里「ホール・ニュー・ワールド」。ちょっと前から唄おうとファルマンといい合っていた1曲をとうとう唄った。ちなみに「とびら開けて」と一緒で、ファルマンがアラジン、僕がジャスミンである。気持ちよく唄えた。
 9曲目、小沢健二「強い気持ち・強い愛」。なぜ唐突にオザケンか、というと、筒美京平の追悼だからである。ただし唄い終えてから表示が出て知ったが、「さらば恋人」もまた筒美京平なのだった。
 10曲目、瑛人「香水」。唄ってしまった。だってユーキャンの流行語候補にも入ったし、紅白で「ドルチェ&ガッバーナ」の部分はどうなるのか問題もあるしで、ここらでひとつ唄っておいたっていいじゃないか、逆にここで唄っておかないともう二度と唄えないだろ、と思ったのだ。唄った結果、「テレビ千鳥」のノブとまったく同じ、「……うん」、という感じの空気になった。なぜこんな全方位に達成感をもたらさない歌がヒットしたのだろう。いや、まあ、「アーンドガッバーナッ!」の部分は唄ってて愉しいけど。
 11曲目、美空ひばり「川の流れのように」。歌唱も2時間を超え、ここまで来ると子どもたちも完全にダレて、もう退室するか、という空気になっていたので、最後の締めとしてセレクトした。やはり締まる。有無を言わせぬ締まり。好きな歌はほかにもいろいろあるけれど、人生の最後にかかる歌としてふさわしいのはこの歌なのかもしれないと思った。
 そんな11曲。なかなかよかった。いいカラオケだった。ポルガはこれまでドラえもんの歌ばかりを唄っていたが、今回からはドラえもんのドの字もなく、ひたすらに「らんま1/2」の歌ばかりを唄っていた。子どもは残酷に乗り換えるなー、と思った。それにしても「らんま1/2」が好きなのはわかるのだが、そうなってくると曲のセレクトがcocoだったりribbonだったりするので頭がクラクラした。自分の娘が羽田恵理香や永作博美のアイドル時代の歌を唄うだなんて、いったい誰が予想しただろう。人生って不思議なものですね(これは「愛燦燦」)。