2020年11月20日金曜日

グラニーバッグのようなトートバッグ出品

 母に頼まれたバッグが完成し、minneに出品する
 横浜で画像を見せられ、「こういうの」といわれただけなので、そのふわっとした注文に対し、ふわっとした近寄らせで、なんとなく仕上げた。形的にはグラニーバッグで、じゃあグラニーバッグなのかと言えば、タックなんかはあんまりない(サイドにひとつずつだけ作った)ので定義から外れる感じもあり、しかしそもそもグラニーバッグという名称の定義はそこまで厳密でもない(「グラニー」は「お婆さん」の意味だそう)ようなのだが、とはいえ堂々とグラニーバッグと名乗った結果、怖い人に目を付けられても嫌なので、「グラニーバッグのようなトートバッグ」という、実にお役所的な、責任逃れのふわっとした名称で出品した。ちなみにトートバッグの「トート」は「運ぶ」という意味だそうで、じゃあもうそれって言葉の重複レベルに、この世のすべてのバッグは物をトートするためのバッグであるといえるわけで、実に便利な言葉だな、と思った。道理で世の中にトートバッグばかりが溢れているわけだ。
 前にも書いたが、「柄はおまかせ」のはずだったのだが、手芸屋で吟味して買って帰った生地2種を写真に撮って見せたところ、「どっちも趣味じゃない」ということで、ネットで買い直したりしたのだった。その結果、母の注文分のみならず、柄は4種類、販売数は6点という出品になった。ひとりでよく作ったと思う。まあ愉しかった。
 本当に希望通りの品に仕上がったのかどうかは知らないが、発注の責任を取り、母は既にminneを通して購入してくれた。minneを通すと売上金額の1割ほどがminneに取られるわけで、親子間でそんなことしなくてもいいような気もするが、たくさん買ってくれたので素直に喜ぼうと思った。しかしそう思った6秒後くらいに、そういえば母には先日の合唱用マスク10枚とか、無償でいろいろ送ってやったぞ、と思い出して、まあプラマイゼロくらいの気持ちでいようかな、と思い直した。