2020年10月23日金曜日

鼠が来る

 今年の日記を相変わらず読み返している。
 今年はとにかくカッティングマシーンが愉しそうだ。手に入れたのがよほど嬉しかったんだろう。トートバッグやTシャツをもりもり作っていて、溌溂としていた。ちなみに先日からいっている、前のパソコンの、取り出せるものなら取り出したいデータの筆頭は、このカッティングシートのデータだ。これが外付けハードディスクに入れていなかったため、丸ごとなくなってしまった。ちょっとショック。まあやり直せばいいんだけどさ。
 それにしてもトートバッグはあまりにも日常的に使用しているため、ただの風景のようになってしまっていたが、トートバッグ製作報告の記事を読んで、「JUST WORRY DON'T DESPAIR」というフレーズに、やけに感動した。これってすごくいい言葉じゃないか。すごく沁みないか。僕だけなのか。お前ら感受性が死んでるんじゃないのか。
 あと、さらに読み進めていたところ、「干支4コマ」が登場したので、ああ……、となった。11年目の干支4コマ、ねずみ年なわけだけど、3月22日に6話までやったところでバッサリと中断している。中断したあと、別の日記で中断したことについて、「作中では無観客開催をネタにしたけれど、それから世の中的には無観客どころか中止という流れになっているのだから、この4コマもつまりそういうことだ」と言い訳している。たしかにこの激動の2020年という年の干支4コマを、上半期の時点で完成させてしまうわけにはいかなかった。しかしそうして放置していたら、気温が下がってきて、じわじわと感染者数がぶり返してきたりしてきている。紅白歌合戦だって無観客でやることが決まった。干支4コマねずみ編は、こうなったら越年を視野に入れたほうがいいかもしれない。毎年、年内に終わらないんじゃないか疑惑を持たれつつも、なんとかかんとかここまで免れてきた干支4コマだが、今年に関してはしょうがない。むしろ今年に関しては、越年こそがひとつのネタになるのではないだろうか。だとしたら最終12話は「本能寺の変」で決まりだ。