2020年10月29日木曜日

ねえダイアナ

 ねえダイアナ、私、世の中があまりにも「鬼滅の刃」の話をしすぎだと思うの。Yahooニュースとかでもそればっかりだし、職場でFMラジオが掛かってるんだけど、そこのクソみたいなディスクジョッキーも、すぐに「鬼滅の刃」の話をするの。でも私はアニメをちょっと見てみたけどぜんぜん入り込めなかったから、その話題になるとすごく白けた気持ちになるの。
 パピロウは悪くないわ。世の中の「鬼滅の刃」ブームは度を超えているもの。
 だけどダイアナ、いま逆に「俺は「鬼滅の刃」興味ないんだよね」感を出すのも、私、ものすごくダサいと思うの。
 そうね。「世間一般とズレてる俺」感があるわね。フルーツポンチの村上ね。
 でもだとしたら今、この世に「鬼滅の刃」とのいい距離感なんて存在しないってことになるんじゃないかしら。どの立場の人間が、どういうスタンスで対峙しても、スベるんじゃないかしら。八方塞がりよ。いったいどうしたらいいのかしら?
 気に病むことはないわ、パピロウ。あなただけはスベらないわ。それにたとえスベったとしても、そのスベる姿が美しいわ。
 ありがとう、ダイアナ。ところで先日、ファルマンが「相手に興味がないのに「鬼滅の刃」を押し付けることをキメハラっていうらしいよ」っていってきたんだけど、だから私、「じゃあチンコを押し付けたらチンハラだね」っていったら、「それはセクハラ」っていわれたのよ。どう思う?
 盛大にスベる姿がとても美しいと思うわ、パピロウ。
 うふふ。